特集モクチンスクール
2018.01.11 
しっかり伝える!最終回『撮影のいろはとレシピ虎の巻』

本特集では、これまでモクチン企画が培ってきた物件改修のノウハウを丸ごと学ぶことができる講座、「モクチンスクール」の開校に向け、既存のパートナーズ会員を対象に実施している「試験版スクール」の様子をレポートしています。


9月にスタートしたモクチンスクールも、とうとう最終回を迎えました。最後のレクチャーのメインは「撮影のいろは」です。改修した物件を良さを効果的に相手に伝えるためには、写真の見栄えは非常に重要な要素であり、魅力的な写真を撮るためにはいくつかのテクニックが必要になります。今回は、撮影の基本動作をおさえた上で、すぐに営業活動に反映できるレベルまで上達することがねらいです。


撮影レクチャーとトレーニング


木造アパートに限らず、多くの室内空間の撮影で注意すべきルールが3つあります。目線の高さで撮影すること、垂直・水平を守ること、撮影のフォーマットを決めることです。


これら、撮影のいろはを詳しく解説していく前に、スクール受講生が運営する会社の物件紹介ページがどのようになっているか、実際の写真を例に改善ポイントのチェックが行われました。こうすることで、普段の業務で撮っている写真と、モクチンレシピで使っている写真の違いが明確になり、どうすれば魅力的な撮影ができるのか学ぶ意欲が増します。




既存の写真では、撮影する位置が高すぎたり、画角が傾いていたり、全体的にバラバラな印象を与えてしまうことがよく分かりました。受講生の聴く姿勢もいつも以上に真剣です。




改善ポイントが分かったら、撮影するコツを一つ一つ丁寧にレクチャーしていきます。それぞれのルールをきちんと意識することで、統一感のある美しい物件写真を自社で撮影することができるようになります。




レクチャーのあとは、学んだことをワークショップ形式で実践する時間が設けられました。会場のスペースや、通路、トイレなど様々な場所や位置から撮影をします。実際にやってみて分かることは、壁や梁などの垂直を意識しても、シャッターをきった後の画像の確認すると、端の方が斜めになっていたり、すぐに思い通りの写真が撮れる訳ではないということです。それでも、モニタ画面にグリッドが表示される設定にしたり、カメラの高さをより注意深く変えるなど、各自でコツを身に着け、後半ではかなりの改善の成果が見られました。




撮影のワークショップがあとは、改修した部屋をどのように集客すればよいのか、主にリノベーション物件を扱う不動産サイトなどの紹介が行われました。こうした流通チャネルをどう戦略的に使うかも、モクチンレシピによる改修物件を普及させていく上で大変重要な要素なのです。



全六回を終えて




最後に、モクチンスクールで学んだことの全体の振り返りを済ませた後、受講生一人ひとりに、今回のスクールのエッセンスをまとめた冊子「モクチンレシピ虎の巻」が受講の記念にプレゼントされました。すぐに業務で使えるノウハウが凝縮されているので、受け取った全員から喜びの声が上がりました。




毎回、スクールの終了後に簡単なおつまみとお酒で30分程度の交流の時間を設けてきましたが、最終回ではピザのデリバリーなども手配して、より満足度の高い懇親会となりました。モクチンスクールで学んだことを、それぞれの現場で実践し、メンバー同士で試行錯誤を共有することで、モクチンレシピはより優れたツールに育っていきます。モクチンレシピが、今後ますます社会に広がってゆく、その第一歩を目の当たりにできたスクール試験版でした。




来年以降、モクチンスクールはいよいよ「本番」としてリリースされ、モクチンレシピを事業に組み込むより多くの不動産事業者が産まれていく予定です。随時情報を発信していきますので、今後もぜひサイトをチェックしてみてください。また興味のある方は、パートナーズ会員紹介ページよりお問い合わせください!


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