これまでモクチン企画が培ってきた物件改修のノウハウを丸ごと学ぶことができる講座、「モクチンスクール」が9月25日に開校いたしました!
今回のスクールは、モクチン既存会員限定の、言うなれば「試験版」です。近く開講予定のモクチンスクール「本番」を、長年レシピを共に鍛えてきたパートナーズ会員の皆さまの力をお借りして、一緒に作り上げていくプログラムとなっています。
とはいえモクチンレシピの活用法から、最先端の不動産業界動向、写真の撮り方といった営業戦略に至るまで、実践的なノウハウを学べる内容を考えました。特集「モクチンスクール報告書」では、これから毎回、スクールの様子をレポートしてゆきます。
開校式を兼ねた第1回目の講座では、渋谷のFABCAFE2階のオープンな会場に、10名のスクール受講生が集まりました。受講生は建築・不動産関係の仕事をしている20代~60代で、茨城から遠征している方もいらっしゃいます。まずはじめに、自分の出身や好きな街を発表する、ちょっと変わった自己紹介の場が設けられ、受講生同士がお互いの人となりを知る時間になりました。
そのあと、モクチン企画代表の連による、モクチンスクールの主旨のオリエンテーションが行われました。現在モクチン企画では、「モクチンレシピ」のWEBサイトの全面リニューアルをはじめ、各種会員向けサービス見直しや、モクチンの「ロゴ」刷新など、まったく新しい組織に生まれ変わるための大変革をおこなっています。
今回のスクール事業は、パートナーズ会員の方々がモクチンレシピをより有効利用できるようサポートする体制を整えるとともに、レシピを中心としたコミュニティが形成され、その影響が業界内外に波及してゆくことを期待するものです。受講生は長年一緒に活動してきたパートナーズ会員の方々ということもあり、新しい取り組みに高い関心をもっているようでした。
休憩をはさんで、いよいよ最初のレクチャー「物件の分析論」が始まります。
古い物件を見るときにどこに着目するべきか?なぜリフォームの「パッケージプラン」がイケてないのか?など、実践的な内容が議題にあがります。
特筆すべき点は、建築・不動産の関係者であれ誰もが行っているはずの「物件の分析」が、このレクチャーではまったく違った視点で捉えられていることです。普段のモクチン企画の改修プロセスを元に考案された「YES分析(Y-優位性、Eーエレメント、Sーシークエンス)」という方法論の解説が行われ、どうすれば物件ごとの特徴を捉えた改修提案を作ることができるのか、その考え方が示されました。
レクチャー後半では、「物件の課題と可能性を正確に見極めること」がいかに重要であるかのおさらいや、物件に当てはめて分析する際のコツ、そしてモクチン企画が行った事例を見ながら、実際にどのような考え方で改修を行ったのかについての具体的な解説がありました。
初回は物件の分析というやや難易度の高いレクチャーでしたが、物件に対する考え方、実際の改修事例など、モクチンレシピによる改修のエッセンスが凝縮された回となりました。第2回目もレポートしていきますので、お楽しみに!
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