特集こがまりのお部屋改修物語
2019.07.12 
第1話:モクチン企画と出会う!セイワ地研がパートナーズになったワケ_後編

「こがまりのお部屋改修物語」と題して、パートナーズとその物件にまつわる物語シリーズをお届けしています。これは福岡のパートナーズである、セイワ地研の"こがまり”さんによる物件再生物語。今回はその第1話の後編です。

早速、パートナーズになって取り組んだ改修物件の紹介をしたいと思います。

場所はいいけど決まらない、そんな部屋がありました。空室期間は1年近くになります。

実施していた対策とすれば、


①いつもの原状回復工事 

②IKEAの家具でステージング 

③賃料・礼金を下げる


それでもほとんど反響が無く、どうしたものかと思っていたところでモクチンパートナーズとなりました。連氏と川瀬氏に現地を視察していただき、指摘されたのは次の通り。

→共用部が築40年経っているが、オシャレに改修され綺麗に保たれている。そこで期待が上がり、部屋は普通の1DK。シークエンスに問題があるのでは。

→外とのギャップを埋めるだけでイメージアップ、手を加えるのは最小限で良い。





築40年ながらもオレンジでイケてる共用部。



室内は広くて良いのですが何だか普通です。


そこで次のレシピを提案することとなりました。


オーナー様は建築業のため、見積もりとって・・・では無く、「これ追加で工事やってください!!」の提案となります。

今回が初のレシピ提案となるので、オーナー担当の営業マンと一緒に訪問しました。こがまりの担当オーナーでは無かったので初対面です。どきどきです。
まずは、どうして今回のレシピ提案になったのかを説明しなければと思いました。実際に内見があった場合、お客様がどう感じるのか。外観から共用部を通って部屋に入るまでに、いかに外見がイケてるがゆえ期待が高まってしまっているのか。そのあと室内を見てお客様がどうギャップを感じてしまうのかを、それぞれの写真を順に見ていただきました。


オーナー:なるほど・・。ギャップがあって室内に魅力を感じないかも。

こがまり:いやいや!室内もいいんです!ただ、少し手を加えるだけでもっと素敵になるんです!


からの赤本ドーン!です。



のっぺりフロア・・原状のダイニングは木目のCF、洋室はフローリングで異素材の木目に違和感があります。そこをNPFですっきりと。そうすることで、元々の木枠の引き戸やキッチンのタイルが魅力的に引き立ちます!!
ぴかっとバスルーム・・よくある3点ユニットが、ピカッとしてかっこ良くなります!!
きっかけ長押・・お部屋の使い勝手が格段に良くなりますし、見た目もいい感じです!!


オーナー:ほう!これいいですね!そんなに費用もかからないし!工事やりましょう!
     品番とか教えてもらえますか?

こがまり:有り難うございます!仕様書があるのでお渡ししますね。

オーナー:え、仕様書まで?なんでここまでしてくれるんですか??

こがまり:それは管理会社だからです!!!!!

オーナー:セイワさんも事例が出来るし、良いって事ですね。

こがまり:へへ、実はそうです。

オーナー・こがまり:あっはっはー。





という感じで、提案は大成功。その後オーナー様にて工事完了後、2週間で申込みを頂きました。少し上手く言い過ぎじゃないかい?と思われるかもしれませんが、本当にだいたいこんな感じでした。
今回の事例は、オーナー様への提案力アピールという点でとても成功した例となりました。

今後は、退去が出る度に「原状回復!」では無く、一旦管理部も営業部も立ち止まり、どうしたら部屋がより魅力的になるかを真剣に考えて、丁寧に提案していきたいと思います。



のっぺりフロア」により、改修前は違和感のあった隣り合う二部屋の床をすっきり見せ、さらに元々の木枠の引き戸やキッチンのタイルも魅力的に引き立ちました。



きっかけ長押」により部屋の使い勝手を良くし、見た目もいい感じに。




ぴかっとバスルーム」により、よくある3点ユニットがぴかっとかっこ良く。
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