4部屋のアパートのうち3部屋と、外構の改修を行ったプロジェクトです。
畳敷きの6帖・4.5帖の2間続きだった2Kの部屋を「ひろがり建具」を中心に用いる事で奥ゆきと広がりを作りつつ、各部屋ごとに異なる印象で改修しました。
102号室では手前の4.5帖に大判の「市松フローリング」を使い、4.5帖ながら狭く感じないように工夫しています。
またこの部屋は1階にあるため、掃き出し窓の先の緑豊かな庭を臨む事ができます。そこで奥の6帖間はフローリングに変えず、あえて畳を残しました。そうすることで窓際は縁側のような使い方が出来るようになり、天気のいい日には窓を開いて横になりたくなるような、心地よい場所になりました。