たくさんあるモクチンレシピのなかから素敵なアイデアと出会ってもらうために、毎月ひとつ、モクチン企画がおすすめするレシピを紹介しています。2020年1月にご紹介するのは、木部の活かし方を提案する「木肌美人」です。
今月のオススメレシピは「木肌美人」です。
古い物件のたとえば真壁の部屋を見てみましょう。
壁も天井もくすんで、畳もなんだか古臭い。長押や柱の木もなんだか暗くてぱっとしない…
壁紙の貼り換えと合わせて、木部にペンキでも塗ってしまおうか、と思ったことはありませんか?
そんなときに思い出してほしいのが、このレシピ「木肌美人」です。
きれいにペンキで仕上げられているのがきれいだと思われるかもしれませんが、古い木にしか出せない味わい深い表情があるのです。そうした表情を活かすには、回りの壁や床をきれいにするだけで十分です。モクチンレシピと組み合わせれば、それまでただ古くくすんで見えていた柱が、味のある柱に見えてきます。
一度塗りつぶしてしまった木部も、電動やすりで研磨してあげると元の木目を露出することが可能です。
大変な工事ですが、どうしても木目を取り戻したい、というときには頑張ってみるのもいいかもしれません。
とはいえ、簡単に越したことはありませんよね。
塗りつぶして取返しが付かなくなる前に、この「木肌美人」を思い出してみてください。
これはモクチンレシピの大切な考え方です。それそのものが悪いのではなく、まわりとの関係で悪く見えているだけ。工事を急ぐ前に、活かせる価値がないか、是非見直してみてくださいね。
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いかがだったでしょうか。「木肌美人」の仕様書には、上記の考え方をまとめた情報が記載されています。レシピ活用の第一歩として、是非ご覧になってください。
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