「CONNECT」第3回ゲストは、都立大学教授で都市計画家の饗庭伸さん。『平成都市計画史』から見る、現状の都市経営課題と解決の糸口は何か。30年後の都市のあるべき姿とそこに向かうアクション(たたみ方)をどうデザインするか、モクチン企画の中長期戦略も交えつつ、アカデミック且つカジュアルに議論しました。
<動画の内容>
1. プレゼンテーション「都市の変遷。これまでの30年、これからの30年」
ー 人口構成と「革新主義」「保守主義」
ー 都市空間の「スポンジ化」
ー 人口・世帯・建物の減少の先の都市 (事例: 国分寺市 / 鶴岡市)
ー 「法」「制度」から見る、これから30年の都市計画の担い手
2. クロストーク 「都市をどのようにたたむか」/ 質疑応答
ー 非制度的な実験から、制度・法律へつながるサイクル
ー 中山間・離島地域における「法」「制度」「家族」
ー スポンジの穴を埋めるのは、趣味かもれしない
ー 公費解体について
ー スポンジの穴を“集合的に使う”ことの可能性
■イベント概要
日時:2021年3月15日(月)18:30-20:30
場所:ZOOMウェビナー
登壇者:饗庭伸・連勇太朗
司会:荒井聖輝
参加費:無料
■登壇者プロフィール
饗庭 伸(あいば しん)
1971年生まれ、兵庫県出身。首都大学東京 都市環境学部 都市政策科学科/都市環境科学研究科/都市政策科学域 教授。早稲田大学理工学部建築学科卒業。博士(工学)。同大学助手等を経て現職。専門は都市計画・まちづくり。主な著書に『白熱講義 これからの日本に都市計画は必要ですか』(共著、学芸出版社)、『東京の制度地層』(編著、公人社)など。山形県鶴岡市、国立市谷保、世田谷区明大前駅前地区などのまちづくりに関わる。
連 勇太朗(むらじ・ゆうたろう)
建築家、NPO法人モクチン企画代表理事、株式会社アットカマタ代表取締役、法政大学大学院兼任講師。1987年神奈川県生まれ。2012年慶應義塾大学大学院修了、2015年慶應義塾大学大学院後期博士課程単位取得退学。学生時代にモクチン企画を起業し、現在に至る。主な著書に「モクチンメソッドー都市を変える木賃アパート改修戦略(学芸出版社)。モクチンレシピで、2015年グッドデザイン賞受賞。
■「CONNECT」とは?
モクチン企画に関係する、不動産の専門家、建築家、研究者、社会起業家、まちづくりディレクターなど様々な領域で活躍する人が協働し、次世代のまちを豊かにするための空間やサービスを生み出し、より良いものにしていくためのトークイベントです。様々な知見やアイデアをもった人同士が議論しながら、現状の課題や事業展開の可能性を洗い出し、解決策の提案や次のアクションに活かすための”つながり”を生み出すことを狙いとしています。
▼ 関連記事
▼ 最新記事