平和建設の場合:不動産業って難しい!? 新たな「まちの不動産屋」への挑戦【前編】

モクチン企画には、「パートナーズ会員」という地域密着型の不動産会社や工務店と提携するための仕組みがあります。個性的で面白い方々が集まるパートナーズ会員は、「モクチンレシピ」を日常的に使うヘビー・ユーザーです。この特集では、そんなパートナーズのみなさんへのインタビューをお届けします。何を大事に日々の仕事に取り組んでいるのか? モクチン企画と協働する狙いはなにか? みなさんの仕事とビジョンについて、お話を伺います。


記念すべき第一回目のインタビュー相手は、埼玉県の平和建設株式会社、代表取締役の河邉政明さん、奥様の典子さんです。2015年の協働開始直後から積極的にレシピを使い、すでに30件を超えるレシピを使った物件改修を手がけられています(2018年3月現在)。そんな河邉さんの描く未来は、いわゆる「まちの不動産屋さん」のイメージを更新してゆこうとするものでした。


アパレル業界からの転身


モクチン企画 中村(以下M):本日はよろしくお願いいたします。まずは平和建設の、これまでの歴史からお話いただけますか?


平和建設 河邉(以下H):平和建設は、埼玉県戸田市で事業を営む不動産会社です。埼京線の用地買収の頃、先代がグループ会社の雇われ社長として始め、92年のバブル崩壊後に独立。2018年の今年で、創業38年目となります。もともとアパレル業で働いていた私が入社したのは、22年前のことです。現在はまちの不動産屋として、主に賃貸管理と仲介を行っています。




8年前の2010年に自分が代表を継いだ時、「これまでの方法では通用しない、仕事のやり方や扱う物件を変えなくちゃいけない」と感じました。色々と調べていた中で、木造賃貸物件の低価格な改修方法である「モクチンレシピ」を提供するモクチン企画を知り、提携することを決めました。



最初のプロジェクトは事務所の改修!?


M:提携して最初に行ったプロジェクトは、アパートの改修ではなく会社の事務所の改修でしたよね。少し変わったアプローチだと思うのですが、事務所の改修にはどのような意図があったのでしょうか?


H:オーナーさんに、「とにかく自分の物件がどういう状況か、を振り返りってほしい。こういう改修をしないと今の若い人たちは決めてくれませんよ。」ということに気づいてもらう、きっかけの一つになればと考えました。モデルルームのようなものですね。



平和建設事務所改修プロジェクト。撮影:小堀マサノリ


M:実際に改修してみて、変化を実感されたことはありますか?


H:事務所の中が見えるように、事務所前面のガラスいっぱいに貼っていた物件チラシを撤去したこともあって、道行く人がお店を覗いてくれるようになりました。またおつきあいのあるオーナーさんには、「こういうのがこれからは必要だよね」と、理解を示してくださった方もいましたね。少しずつ変化を感じ始めているところです。


M:事業を再出発させる節目のプロジェクトだったんですね。オーナーさんにもそうした気持ちが伝わったのではないでしょうか。ではモクチンレシピを用いた改修プロジェクトの中で、特に印象に残っているものを教えていただけますか?


H:ここ(事務所)ですね。なによりもまず、一緒にやってくれる工務店を探すのが大変でした。振り返ってみると、レシピの使い方や工務店への依頼の仕方を、事務所の改修を通して、ひと通り経験できたのは良かったです。その時お願いした工務店とは今も一緒にレシピ改修を行っています。


初期に行った「下前中古戸建て」の案件は、モクチン企画が特集されたテレビ東京の番組でも紹介されましたね。あと記憶に残っているのは「本町の平屋改修プロジェクト」。改修前は本当にボロボロで、中にも入りたくない感じでした。今振り返ると、あの頃はレシピの使い方に関してもまだまだ手探りだったので、予算を抑えることをだけを重視した改修を行っていたと思います。


M:レシピの使い方に慣れてきたなと思い始めた案件はありますか?


H:レシピが使えてると感じたのは、「ロイヤルハイツ弐番館」かな。築25年くらいの鉄骨3階建て。独自にパターン化したレシピの組み合わせで3部屋改修したところ、2部屋は20代の若い女性が入って、もう一部屋はテレビ関係の夫婦が入ってくれました。これは大成功ですね。



河邉さんのデザインによる、ロイヤルハウツ弐番館改修後のようす。撮影:平和建設


M:それはすごいですね!


H:まずは自社物件の改修でレシピ改修の実例を作り、それをふまえてオーナーさんに提案していくという風に、すこしずつ流れを作っていきました。最近では、工務店の方もレシピを覚えて、使いこなせるようになってきていると感じます。モクチン企画の川瀬さんから色々とアドバイスをもらって、やっと良い改修と悪い改修の違いが分かってきました。




後編へ続く。新たな独自プロジェクトの詳細、そして「不動産の難しさ」とは?

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