第5回:「様々な価値観」をつなぎあわせる賃貸

こんにちは、トダ_ピース/平和建設の河邉です。前回のモクチン企画・連さんの第4回目の記事から再度バトンを受け取って、私のほうで第五回目の記事を書かせて頂きます。


というワケで、モクチン企画さんと一緒に考えてきた「価値を生みつづける賃貸とはなにか?」という問い対するひとまずの答え、それは「まちと人との関わりしろを持つための場所をつくる!」でした。


ここまで考え抜くと、色々運営や管理に不安はあるものの「このままいくしかねーや!」と、思いも振り切れます(笑)

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トダピースでやってきたこと


これまでモクチンレシピを使って「ハコ」を再生することにより、ユニークな価値観を持った「ヒト」が集まり、そうした関係を育て発信していくために「トダピース」という「コト」をはじめました(ちなみにトダピースのウェブサイトがリニューアルしたのでぜひみてください)


トダピースのテーマは『ハコを活かし、コトをおこし、ヒトをつなぎ、トダを育む。』


個性豊かな「ハコ」、面白い「コト」、魅力的な「ヒト」をパズルのピースを埋めるようにつなぎ合わせ、戸田市から大きなジグソーパズルを組み立てていくこと、それをやるためにトダピースをはじめたのだと、このプロジェクトを通して、改めて考えも整理されました。


今回の新築アパートでは、これまでの取り組みをさらにブラッシュアップ、パワーアップさせます。


「アトリエ付きの賃貸」をつくることで、魅力的でユニークな価値観を持っている人を発掘し、「シェアスペース」や「コモンテラス」を使って入居者の人たちと一緒に、お互いの魅力を高め合いながら共働していける「仕組み」をつくる。


トダ_ピースや今回の賃貸物件によって、まちに魅力的な人が集まり、そうした繋がりがまちの価値となり、それが賃貸物件の価値に跳ね返ってくる。


そういうサイクルを持った賃貸、それが「価値を生みつづける賃貸」なんだと、考えることにしました。


とはいえ、駅から近いワケではないですし、商店街があるわけでもないこの土地。


なぜこの場所、この土地で、勝負する必要があるのでしょうか?



過去のつながりを引き継いでいく


答えは簡単、私が生まれ育った場所だからです。(笑)


さかのぼること40年以上前、この場所から数分のところで私の父は八百屋を営んでいました。





当時は歩いてすぐのところに銭湯があり、そのとなりには小売商があつまった小さなマーケット、銭湯を取り囲むように焼き鳥屋、焼肉屋、レストラン、美容室、町工場など、商いをする人たちでにぎわっていました。

1985年の埼京線の開通に伴い、マーケットはマンションへ、銭湯は月極駐車場へ、工場は大型スーパーへと姿を変えて行き便利になった反面、周辺には画一的な建物が建築され、まちの顔は一見「無表情」にもなってきました。




思い返してみれば、この写真に映る父の建物も「職住近接」、テラスというか売り場が道に面していて、まちとの関係を持った建物ではありませんか!(そしてモクチン企画さんのデザインとどこか似ている...)


いざ、着工!そして餅まき!


考えも整理され、設計案も固まり、あとは前に進んでいくだけ。

昨年末に無事、着工しました。

これからの30年、人々の記憶に残るような建物をつくるために、そして地域の人たちへの感謝の気持ちも込め、上棟時に今は珍しい「餅まき」もやりました。

あいにく雪の降る中の餅まきでしたが、たくさんの子供たちが集まり、将来この出来事を少しでも覚えていてくれればうれしいです。





またこのエリアには現在も商いを続けている人たちがおりますので、完成後は地域とゆるやかにつながっていけるようコモンテラスでのマルシェなども妄想しており、「気負わず」「あせらず」「気楽に」まずは自分たちが楽しめる場所をつくって行きたいと思ってます。

これまでの賃貸とは全く異なる「不動産屋と一緒に創り上げていく賃貸」。

この記事が出るときにはもう竣工していますが、次回はどうやって募集していくか???を考えてみたいと思います(笑)

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