LIXLI情報ウェブに「越境するビルダー」レポート3『地域性を再編する──もるくす建築社 』掲載。
LIXLI情報ウェブに「越境するビルダー」レポート3地域性を再編する──もるくす建築社 Ishimura+Neichiが掲載されました。
LIXLI情報ウェブより転載
世界各地で頻発する異常気象と環境の急速な変化は、私たち自身も身近に感じるものになった。建築が環境に与える負荷をいかに減らしていくかは、日本の経済成長を長らく支えてきた建設業界が今後、避けて通ることのできない課題となっている。2025年には、原則としてすべての新築住宅・非住宅に省エネ基準への適合が義務化された。一方、性能計算や申請業務の高度化・複雑化によって、これまで設計から施工までを地域のなかでシームレスに担ってきた小規模な工務店からは、その対応に苦慮する声を耳にすることも増えた。今回私たちが訪れた秋田県美郷町を拠点とするもるくす建築社は、こうした制度的な対応とは異なる視点から、建築の環境を考え続けている。例えば彼らの事務所である美郷アトリエでは、地域で流通する杉材や未利用材を7層に重ねて、厚さ458mmにもなる木質壁をつくる独自の構法を開発している。高度な工業製品や複雑な設備だけに頼るのではなく、地域の材料と比較的単純な技術を組み合わせることで、高い環境性能を実現しようとする試みである。
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https://www.biz-lixil.com/column/housing_architecture/cross_builder_007/