写真は道路と居室のあいだに、視線を遮るものがなく、外から部屋のなかが丸見えの建物。
普通は視線を遮るために目隠しを設置しますが、完全に視線を遮り、透過性がなく、味気ないを取り付けてしまうと、アパートを閉鎖的な印象にし、室内も暗く窮屈なものにしてしまいます。
各居室の前に木製ルーバーを設置します。
また、部屋によって違った位置に開口を開けていきます。
空を見せたり、近くの木をみせたり、アパートの植栽をみせたり、部屋から見える景色を想像しながらルーバーに開口をあけてみてください。
結果的にルーバーと開口が、アパートの外観全体に統一感とリズム感をもたらします。