部屋と部屋の仕切りが襖になっている場合は要チェックです。
襖は光を通さず、視線を遮ってしまうので、部屋を狭く暗い印象にしてしまいます。
部屋の仕切りは、部屋同士の関係性を左右する重要な要素なので、建具が変わるだけでも、部屋全体の印象を大きく変えることができます。
「広がり建具」は、横桟のついた木製建具です。
上部を乳白色、下部を透明にしています。
通常の建具であれば、上下とも乳白色あるいは透明に揃えるか、あるいは上を透明、下を乳白色にしているものがほとんどですが、この建具はあえて下側だけを透過性のあるものにしています。
そうすることで、上部では適度に視線を遮りつつ、下部では隣の床が連続して見えるので、部屋全体の奥行きや広がりが感じられるようになります。
「図面・仕様書」に細かい寸法や素材の指定をしているので、チェックしてみてください。