特集イベントレポート
2019.11.22 
モクチン現地見学ツアー2019秋レポート

モクチンスクールの受講生&卒業生、パートナーズ会員向けの特別企画「モクチン現地見学ツアー」。モクチンレシピ活用の現場をそのまま見学できる、貴重な会の様子をお届けします!

モクチン企画では、築古物件の改修ノウハウを学べる「モクチンスクール」をこれまで5回開催してきました。スクールでは、モクチンレシピの基本的な使い方を習得することをテーマの一つとして掲げていますが、「実際にレシピを活用した物件を見てみたい」という受講生からのリクエストは少なくありません。そこで、昨年より現地に赴いて改修事例をまとめてみる機会を設けたのが、「モクチン現地見学ツアー」です。2019年秋のスクール開校中では、レシピを活用した改修を数多く手がけるパートナーズ会員、平和建設さんの管理物件に訪問してきました!



(平和建設について、くわしくはこちら:https://mokuchin-recipe.jp/article/50/



平和建設さんの特徴は、自社のオフィスもモクチンレシピを使った改修を実施している点です。昭和の不動産屋的などこか古臭い事務所のイメージから、スッキリと明るいショールームのようなオフィスに変わったことで、客層や全体の雰囲気が良くなったそうです。さらに、エントランスには「アイスキャンディー」の冷蔵庫がおかれ、子どもたちが日常的に買いに訪れ、何気ないコミュニケーションが取れるように工夫されています。これには参加した方の多くが驚きと関心をもっていました。




ツアー当日は、外構のみの見学を含めて、計4件の管理物件へ訪問しました。まず最初に訪れた2DKの物件では、代表の河邉さんより現在の事業に至る経緯や、戸田市エリアの概要、これまで取り組んできた改修の事例、「トダ_ピース」という住民同士のコミュニティについて、プレゼンして頂きました。ただ物件の中を見物するだけでなく、なぜモクチン企画とパートナーシップを組んで事業を展開しているのか、背景やビジョンを共有して頂くことで、改修の考え方をより深く理解することができます。



見学した物件は市内に点在しているのため、参加者は社用車2台に分かれて移動を行いました。巡った物件は2DKのほか1Kや1LDKなど間取りも色々。レシピをふんだんに採用し、まるでリノベーションのようにガラっと印象を変える物件もあれば、外壁塗装など最小限にコストを抑えた物件など、バリエーションがあり、それぞれに学びや気づきを得ることができました。


「ホワイト大壁」「チーム銀色」など、知っているレシピが実際に使われるところを初めて見る参加者たち。写真で見るのと実物とでは大違いで、使っている建材の質感や、使い勝手のイメージが湧いて、レシピの魅力がとても良く分かったと非常に好評でした。
アンケートの調査で最も人気が高かったレシピは「きっかけ長押」で、スクール中は参加者から、有用性についての質問が出ていましたが、早速使いたいというポジティブな評価に変わったようです。また、平和建設さんの物件の場合「ホームステージング」という、家具や照明、小物やグリーンなどを使った空間演出を女性社員の方が実施しており、参加した多くの方から「この部屋に住みたい!」という声が挙がっていました。


ツアー最後に訪問した1LDKの物件は、元々2DKだった間取りも思い切って変更し、キッチン部分に移動式のカウンターを配置するなど、工夫を凝らしています。大きく部屋の印象が変わっているものの、水回り、風呂場など入れ替えのお金が掛かる部分は既存のものを残しており、まさにモクチンスクールで学んでいる「最小限の手数で、最大限の魅力を」というテーマを体現した改修と言えます。
参加者の満足度がとても高かった今回のツアーでは、他のレシピをみるツアーにも参加したいか?というアンケート項目に、全員が満点をつけてくれました。
モクチン企画では、今後もエリアやテーマを変えつつ、「現地見学ツアー」を開催していきますので、「モクチンスクール」の受講と合わせ是非ご参加ください!



築古賃貸再生に役立つ
最新の情報をお届けします!

この記事に出てくるレシピ