特集不動産のソウタイセイ理論(相続・対策・税金)
2020.04.30 
タイミングが重要、早ければ早いほうがいい。おひとり様の相続対策。

昨今、晩婚化が進み、少子化する一方で、高齢社会化も進んでいます。


最近、少しずつですが、財産ドックの方にも「おひとり様の相続」に関する相談が増えてきたとのこと。


子供がいない。


自身が亡くなった後の自宅の処分は?身の回りの処分は?お葬式は?お墓は?


心配は尽きぬもの。


今回は、おひとりさま相続の「遺産の行方」や「生前対策」を実例と一緒にご紹介します。


Aさんのケース


昨年、Aさんが亡くなりました。


ご両親は既に他界しており、ご本人は未婚で子供もいませんでした。


体調を崩したことをきっかけに財産ドックに相談しにきました。


「ご両親と暮らした広い実家を手放して、コンパクトなマンションに移り住みたい。自分に何かあった時には財産を一番仲のよかった従妹に譲りたい」


とのこと。


そこで財産ドックが提案した対策は…


①本当に相続人がいないのか戸籍で確認(相続が起きたときに戸籍を確認したら、会ったこともない姉がいた、ということも過去にありました。)


②もし、Aさんが病気で動けなくなってしまった時は、従妹がマンションの管理や売却等も出来るように家族信託契約を締結 


③財産を全て従妹に譲る内容の遺言書作成 


④亡くなった後の、お葬式、納骨などの手配をする死後事務委任契約の締結


以上の4つです。



タイミング次第で全く違った結果に


全て整え、後は署名捺印をするだけとなった1週間前。


Aさんは突然に亡くなってしまいました。


署名捺印をする前だったため、Aさんの財産は「相続財産管財人」によって管理されることに。


特別縁故者に寄与分に応じた財産が分けられたのち、残りは国庫に帰属されることになりました。


前述の従妹さんには準備をしていた契約書などが証拠となり特別縁故者として、いくらかの財産が渡されました。



早めの対策が必要


「おひとり様」の場合でも、生前から「戸籍の確認」「所有財産の一覧表を作成しておく」など、早めの対策が必要です。


ご自身をはじめ、お身内やお知り合いの方に「お一人様」がいらっしゃいましたら、遠慮なくご相談ください。


【参考】生涯未婚率(50歳時、一度も結婚をしたことがない人の割合・2015年国勢調査より)が男性が23.4%、女性が14.1%と前回の調査に比べてそれぞれ3.3%、3.5%増えています。



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この記事は全国にネットワークを持つ、不動産の資産対策・相続対策のプロフェッショナルである株式会社財産ドックとモクチンレシピのコラボレーション記事です。実際に改修する前と後に知っておいたほうがよい資産管理のことや相続対策のことについて紹介していきます!




<財産ドックについて>

貸地・借地・有効利用等の不動産に絡む相続対策に強みをもつ専門家集団。北海道から九州まで全国47拠点の相談センターを展開する。税理士、弁護士、司法書士、測量士などの専門家集団によるチームコンサルタントで、相続にまつわる問題をワンストップで解決。税金対策にとどまらない土地の特性を考慮した対策で、さまざまな不動産にかかわる問題を解決に導く。人間ドックと同じように財産も年に1度は健康診断が必要とのコンセプトから、地域の人たちの財産を守るためのアドバイスを行っている。

https://www.zaisandoc.jp/



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